子どもも親も、のびのび暮らせる場所です
- 伊藤 孝成(いとう・こうせい)さん
- 移住歴:2020年3月 さいたま市→富士見町
- 家族構成:ご夫婦とお子さんの3人暮らし
- 職業:デザイン事務所じゃんぴんぐまうす
伊藤さんご夫妻は美術大学を卒業後、都内の制作会社に勤務されていましたが、体調を崩した奥様が退職して一足先にフリーランスに。その後ご主人が合流し、二人でデザイン事務所を設立されました。
子どもが3歳の時、住んでいた地域で認可保育園に入れず、それを好機と捉えて長野県への移住を決めたそうです。移住に関する情報収集をする中で、子どもを通わせたい幼稚園に出逢ったこと、理想的な借家とめぐり逢えたことから富士見町に移住。
現在はデザイン業の傍ら、曜日を決めて自然農の野菜づくりやお米づくりを学ばれています。クーラー要らずの風通しの良いご自宅で、梅干しや干し柿、切り干し大根など、保存食作りも楽しんでいるそうです。(2024年6月取材)
移住のきっかけ
住んでいた場所は便利で住みやすい場所でしたが、住宅街で人が多く、入れる保育園もマンションの1階という環境でした。自分の子どもには、柵の無い広い園庭でのびのび走らせてあげたいと思いましたし、フリーランスならどこにいても仕事ができると思い、移住を考えるようになりました。
富士見町に決めた理由
祖父母が長野県に住んでいて馴染みがあったこと、そして東京からもアクセスが良いということから移住先は長野県で探すことに。ふるさと回帰支援センターや市町村が地元開催するイベントにも参加して情報収集する中、原村こひつじ幼稚園の開放感ある広々とした環境を見て、「ここに通わせたい!」と思い、この地域に移住を決めました。
高原のような気持ちの良い場所に住みたいと家を探していたところ、ご縁あって理想的な今の家に巡り会い、富士見町の住人になりました。
暮らしてみて思うこと
ここに来てから季節をすごく感じるようになりました。景色だったり、季節ごとにやる事があって。
子どもの通う幼稚園で冬の楽しみ方を教えてもらい、寒いだけではない冬の魅力にも気付かされました。
森のオフィスでは移住者交流があって、子育てがきっかけで移住した同じ価値観を持つ方と交流できたのも良かったです。
大家さんに教えてもらいながら地区の行事に参加したりと、以前よりも幅広い年代、業種の方と出会えている気がします。
今のお気に入り
諏訪圏の図書館はネットワークが充実していて、検索して取り寄せられるのも嬉しいです。
阿弥陀聖水や大滝湧水に湧き水を汲みに行ったり、井戸尻考古館に遊びに行ったり。
休日もお金を使わず楽しめる場所が沢山ある場所だと思います。

仲間と育てた稲を収穫

お二人がデザインした収穫祭のポスター
移住を考えている方へのアドバイス
移住イベントに参加したり、ペンションに泊まって地元の方と話して知らない場所を教えてもらったりしたことが、とても有り難かったと思っています。気になった場所に実際に来て、その土地の人や移住の先輩から話を聞いたりすると、移住へのハードルが下がってくるのではないでしょうか。